オンラインカジノ関連詐欺で1300万円横領 佐賀県吹奏楽連盟の元会計担当者

県吹奏楽連盟の財務を担当していた60代女性が、約1300万円を不正に流用した事件について、連盟は27日の夜、緊急記者会見を開催し、公に謝罪しました。この問題は、女性が2023年に連盟の資金から不正に1300万円を引き出し、オンラインカジノに関連する詐欺に遭い金銭を失った結果、起きました。女性は返済計画を提出し、2027年7月までに分割払いで全額返済する意向を示しています。

女性は会計業務を独占的に管理しており、2023年10月に行われた税理士の監査を「帳簿が未完成」という理由で回避していました。この一件が明るみに出たことで、連盟は組織内の金銭管理体制の甘さを痛感し、再発防止策として、今後は帳簿の確認を複数人で行うなど、チェック体制の強化を図ることを決定しました。

記者会見では、連盟代表が深く頭を下げ、「当連盟の管理体制の不備がこのような事態を引き起こしたことを深く反省し、被害に遭われた方々、および関係者の皆様に心からお詫び申し上げます。この事件を教訓に、厳正な管理体制の構築と、信頼回復に向けて全力を尽くして参ります」と述べました。

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