大阪府警巡査長、オンラインカジノでの賭博疑惑と同僚から現金窃盗で書類送検

警察

大阪府警所属の29歳の男性巡査長が、同僚の警察官4人から現金合計約10万円を盗み、オンラインカジノで賭博を行っていた疑いで捜査され、その結果、書類送検されました。この事件は、大阪府福島警察署での勤務中に発生し、巡査長はギャンブルによる借金返済のためにこの行為に及んだと供述しています。

事件の詳細によると、巡査長は2023年11月から12月にかけて、勤務中の当直時間を利用し、同僚の財布から現金を盗むという行為を繰り返しました。被害に遭った同僚は4人で、巡査長は彼らの財布から合わせて約10万円を盗んだとされています。また、巡査長はSNSで配信されたオンラインカジノの動画に興味を持ち、短期間で約25万円を賭けたとも報じられています。

この問題行為が発覚したのは、執務室内で警察官の財布から現金がなくなるという事件が複数回報告された後です。捜査の結果、巡査長が犯行を認め、ギャンブルで生じた借金返済のために行ったことを明かしました。彼は盗んだ現金の合計が十数万円から20万円に上ると認めており、この行為により警察内部での信頼を大きく損ねました。

大阪府警は巡査長に対し、停職3カ月の懲戒処分を下しましたが、彼はその後、依願退職を選択しました。大阪府警は「警察官としてあるまじき行為であり、厳しく処分した。今後は職員への教育強化を含め、再発防止に努める」と声明を発表しています。

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